- 簡単な自己紹介をお願いします。
- 早稲田大学スポーツ科学部4年に在学している李 淑敬です。2014年に韓国から来日し、今年(2020年)で7年目です。趣味はスポーツ観戦と食べ歩きです。
- 大学ではどのような研究・勉強をしているのですか?
- 早稲田のスポーツ科学部には7つのコースがありますが、私はスポーツビジネスを専門としており、スポーツマーケティングのゼミで学んでいます。
卒業論文は「スポーツOTTサービスの現状と今後の課題 ~欧米・日本・韓国の比較を中心に~」というテーマにしました。新型コロナウイルスの流行が世界の産業界に悪影響を及ぼしている中、スポーツ産業は今回の危機を乗り越える手段としてOTTサービス(Over-The-Top Service)を活用しようとする動きを見せています。OTTサービスはスポーツ産業の突破口になることができるのかを知るために、スポーツOTTサービスの現状と課題について調査を行っています。

- 日本で学ぼうと思った動機を教えてください。
- 最初は、「日本でスポーツリハビリテーションの勉強をしたい」と思ったのです。元々はスポーツリハビリトレーナーになりたいという夢を持っていました。そして、アジアンの身体条件に合うリハビリテーションの勉強をしようと考え、アジアで最もスポーツの研究が盛んな日本で学びたいと思いました。
- 日本で学生生活を送る中で楽しいこと、苦労していることを教えてください。
- 異文化に出会うことは楽しいですね。一歩家を出るだけで異文化を体験できるなんて中々経験できないことです。日本のドラマや映画を見ながらずっと憧れていた日本で学校生活を送ることができ、とても幸せです。

- BAF奨学金に応募したきっかけは何ですか?
- 学費が負担で大学の奨学課に相談に行ったところ、事務の方が教えてくださいました。その日相談に行ったことが、私の4年間の大学生活の中で一番やってよかったことだと思っています。
- BAFに参加してみてどのような感想を持ちましたか?
一番楽しかった活動は何ですか? - 普段は学校生活とアルバイトで時間に余裕がなく、観光や旅行に行くことは難しい状況です。でも、BAFで、日本文化を体験したり、色々なところに行ったり、普段はできないような文化活動に参加することができました。特に旧正月の会で、屋形船に乗っておいしい和食を食べたことは一生忘れられない楽しい思い出です。

- 卒業後の進路は決まっていますか? また、将来の夢はありますか?
- スポーツには皆を一つにする力があります。大学で学んだことを生かして、スポーツを通じて韓国と日本の交流がより深まるような仕事ができればと思っています。韓国と日本、両国の架け橋となれるよう頑張っていきたいです。