- 簡単な自己紹介をお願いします。
- こんにちは。慶應義塾大学理工学部在学中の李 京敃です。韓国からの留学生で今年(2020年)で来日3年目になります。
- 大学ではどのような研究・勉強をしているのですか?
- いま大学3年生で、この先、どの研究室に所属するかまだ確定していませんが、生命化学分野と有機合成分野に興味があり、これらの分野について研究を進めたいと思っています。

- 日本で学ぼうと思った動機を教えてください。
- 何か新しいことに挑戦したいという気持ちがあったからです。来日前は韓国の国立大学に通っていましたが、若いうちに留学を経験したいという思いが強かったのです。いろいろ情報を集めていく中で、日本が基礎理工学分野で大きな成果を上げていることを知り、日本への留学を決めました。
- 日本で学生生活を送る中で楽しいこと、苦労していることを教えてください。
- 韓日の文化の違いを自然と受け入れることはもちろん、文化の違いから来る多様性を理解し積極的に新しいものにチャレンジすることに楽しさを感じています。言葉を学ぶことは大変ですが、新しい経験をいっぱいできることは楽しいです。
悲しいのは、コロナ禍で本国に帰れないことと海外に行けないこと。1年に1回は帰国して家族に会えると思っていたのですが。自由に国境を越えられないことが一番辛いです。それ以外に苦労と思うことはありません。

- BAF奨学金に応募したきっかけは何ですか?
- アジアの国と国の架け橋を目指す財団であることに魅力を感じたからです。近いけれど遠く感じる隣国の学生と交流したいというのもきっかけの一つです。財団が毎月行う定例会をはじめ勉強会、食事会、卒業旅行と、多様な交流の場があることに非常に惹かれました。
- BAFに参加してみてどのような感想を持ちましたか?
一番楽しかった活動は何ですか? - やはり、奨学生の皆が集まる毎月の定例会です。そこで顔を合わせ、食事を共にし、話をすることによって、互いに理解が深まっていきました。毎月、相互理解を深めるためのさまざまな活動、イベントが用意されており、定例会にはいつも期待満々で出席していました。

- 卒業後の進路は決まっていますか? また、将来の夢は?
- 卒業後は、大学院に進学するつもりです。積極的に新しいことを習得し経験を積むことによって、はじめて客観的にものごとを見る目が養われ、ひとり立ちができると考えています。ですから、私にとって大学院で学ぶことは本当の意味での将来のための投資なのです。